ピルの効果

@避妊薬 - 低用量ピルと殺精子剤の正しいピル避妊の方法

ピルの効果・効能について

女性の卵巣には卵子が存在しています。卵子は卵胞という袋で包まれていて、たくさんの卵子の中のたった1つが排卵日(生理と生理の中間頃)に卵胞から排出されます。

空になった卵胞からは、卵胞ホルモンや黄体ホルモンが分泌され、子宮内で妊娠しやすい環境を作り始めます。妊娠をするとこの2つのホルモンの量はどんどん増えていきます。妊娠をしないとホルモン量はどんどん減っていき、子宮内膜が剥がれて生理が始まります。

この仕組みが脳にはインプットされています。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンの低下は、「妊娠できなかった」という合図になります。すると脳は低下した2つのホルモン量を増やそうと、妊娠するための体へと準備をしようとします。ここで低用量ピルにより卵胞ホルモンと黄体ホルモンを一定量に保ちます。

脳は両方のホルモンは既に満ち足りていると騙され、「妊娠するための体」への準備、すなわち排卵をやめてしまいます。そればかりか、ピルに含まれている卵胞ホルモンと黄体ホルモンはあくまで合成されたものなのでそもそも妊娠は成立しないのです。さらに、この合成された黄体ホルモンには、子宮口の蓋となる粘液が作られる作用もあり、精子が子宮内へ侵入するのも防ぎます。

また、この合成された黄体ホルモンには、生理痛を和らげる働きも持っています。子宮の収縮によって起こる生理痛です。黄体ホルモンは、筋肉自体の収縮を和らげる効果を持っているので、辛い生理痛を軽減させる効果を発揮します。

もう1つの卵胞ホルモンには、ニキビの治療や多毛症にも効果を発します。

卵胞ホルモンは、肝臓で働きタンパク質を分泌します。そのタンパク質は男性ホルモンと結合するので、男性ホルモン量が減ることで活性を抑制させる効果を発揮します。男性ホルモン活性化の抑制と男性ホルモン量の減退、これによってニキビや多毛症の治療になるわけです。

ピルの服用によるその他の嬉しい効能としては、月経前症候群(PMS)の緩和、月経の経血量を減少させる効果による貧血改善、長期の服用による効果による乳癌・子宮内膜癌・卵巣癌等の婦人科系疾患の予防があげられます。

また、40歳頃から減少するとされている卵胞ホルモンは低用量ピルを服用することにより補う事ができますので、骨粗しょう症や更年期障害の予防になります。意外な効果としてはバストアップが報告されています。

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